チェック
炎症性疾患に関与する酵素ヒアルロニダーゼに対する
高い阻害活性物質をつくる植物乳酸菌を発見!

 旭興産(株)グループ(代表取締役会長兼社長 深町光宏)所有の曽根ファームは、平成28年4月、広島大学大学院医歯薬保健学研究科(薬科学専攻)未病・予防医学共同研究講座(教授 杉山政則)との間で共同研究を開始しました。無花果(イチジク)の葉から保健機能性に優れた植物性乳酸菌Lactobacillus (Lb.) paracasei 『IJH-SONE68株』を単離・同定することに成功し、特許微生物として独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)特許微生物寄託センターに寄託しました。さらに、『IJH-SONE68株』は、菌体外に多糖体(exopolysaccharide: EPS) を産生すること、並びに そのEPSには肥満細胞によるヒスタミン遊離に関与するヒアルロニダーゼの酵素活性を強く阻害する作用があることを見出しました。さらに、『IJH-SONE68株』の全ゲノム配列も解読しました()。

 杉山教授は、「花粉などが抗体となって肥満細胞が刺激を受け、ヒスタミンが遊離する際にはヒアルロン酸を分解する酵素ヒアルロニダーゼ(hyaluronidase:EC 3.2.1.35)が関与しています。花粉症, アレルギー性鼻炎, アトピー性皮膚炎, 蕁麻疹などの症状は, ヒスタミンが過剰に遊離された状態です。そこで、ヒアルロニダーゼに対する阻害剤が開発できれば, 花粉症やアトピー性皮膚炎の予防改善剤としての利用につながります。他の研究グループは、モズクに含まれる「アセチルフコイダン」にヒアルロニダーゼ阻害活性を見出しています。この度、ヒアルロニダーゼ阻害物質として、フコイダンよりも強力な『IJH-SONE68株』由来のEPSを活用することによりアレルギー疾患に有効な機能性食品やサプリメントの実用化が期待できます。」とコメントしています。

日本乳酸菌学会2017年度大会(2017年7月11日(火):玄海ロイヤルホテル)にて発表予定

現在、関連特許を出願し、並行して 広島大学 未病・予防医学共同研究講座との間で、動物実験やヒト臨床試験を含む基礎研究を進めています。


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 旭テクネイオン株式会社 内田 智之

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